セゾンファンデックスの変革
当社の連結子会社にあたる㈱セゾンファンデックスは、1984年の発足以来、時代の変化やお客様のニーズに即した事業の展開に努めており、無担保ローン(カードローン)から不動産金融を中心とした事業ポートフォリオへ事業変革を遂げてきました。
現在は、融資を基盤とした不動産担保融資事業や不動産金融事業で培ったビジネスモデル、与信ノウハウ、不動産の価値を見極める目利き力を活かして、金融機関との保証業務提携の推進、不動産ソリューション事業の展開など絶えずイノベーションを継続して事業の拡大を図っています。
お客様のお金の悩みを解決することを使命とし、これからも多様化する資金ニーズに的確かつ柔軟にお応えするために「不動産×ファイナンス」のスペシャリストという独自の強みを活かし、新たなファイナンスソリューションの実現を目指していきます。
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[資産残高 構成推移]
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お金の悩みに、答えを。
(株)セゾンファンデックス
代表取締役社長
三浦 義昭
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(株)セゾンファンデックス
代表取締役社長
三浦 義昭
お客様の金融ニーズは多岐にわたります。国内の金融機関数はメガバンクをはじめ地域金融機関、農業協同組合等も合わせると1,400社を超え、全国の支店網により、私たちは日々安定した金融サービスを受けることができます。しかし、銀行で融資を受けられない、審査に時間がかかって間に合わないなどの相談は後を絶ちません。私達セゾンファンデックスは、お金に困った方々へより深くより迅速な金融サービス、お客様にとって最適なソリューションサービスを提供してきました。
銀行等金融機関で融資を受けられないお客様に対し、不動産金融に特化した高い専門性を活かした金融ソリューションサービスを提供するほか、地域銀行と提携する形で2010年に開始した信用保証事業は細かなマーケットニーズに個別対応する審査姿勢が評価され急成長しました。2024年度の信用保証残高は3,500億円を超え、現在も提携する金融機関は増加しています。
2017年に開始したリースバック事業は特に老後資金を必要とされる高齢世帯の生活ソリューションに多く利用され、業界を代表する一社となっています2023年には㈱ファンデックス債権回収を子会社化し、サービシング事業へ進出。不動産サービサーの回収ノウハウを融資事業へ活かし、さらに深い審査体制を目指しています。
このように当社は不動産金融・消費者金融のキャリアを活かした独自の審査体制、商品開発、プロモーションによって多様化する顧客ニーズに応え、貸金業法改正以降、業界が縮小する中でも事業規模を拡大してきました。事業規模(営業資産)は過去10年間で6倍に、2024年度の業績は10倍近い当期純利益70億円に達する見通しとなり、中期計画においては当期純利益100億円を目標にしています。
日本の高齢化が進むにつれマーケットニーズはよりパーソナルなものへ変化すると考えられます。財産や事業など、次世代への引き継ぎが社会課題になっていますが、当社はクレディセゾングループの一員として、金融業を通じた生活総合サービスを提供しお客様の充実した暮らしに役立てるよう努め、人生のいざというときや事業活動の大切な場面で当社の金融サービスが身近な存在であるよう、ビジネスモデルの変革を続けていきます。