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トップメッセージ

「総合生活サービス企業グループ」への転換 代表取締役会長CEO 林野 宏「総合生活サービス企業グループ」への転換 代表取締役会長CEO 林野 宏

「デジタル化やグローバル化にイノベーティブかつスピーディな経営戦略の実行が要求されるなか、新型コロナウイルスによる1世紀に1度あるかどうかのパンデミックが発生しました。経済活動や市民生活がかつてない状況の中で、私たちは社会、経済活動の再建が期待されています。一方で、社会発展のスピードを加速し「ピンチとチャンス」に同時に直面する事業環境の変化を起こしており、経営の柔軟性が求められています。

私たちの原点は、経営理念「サービス先端企業」として掲げる三つの価値観「顧客満足主義の実践」「取引先との相互利益の尊重」「創造的革新の社風創り」です。

現在、あらゆる企業、商品、サービスがDX(デジタルトランスフォーメーション)を核としたイノベーションを必然化しており、イノベーションを継続できない企業は成長力を失い、やがて衰退していくしかありません。当社が3,600万人ものカード会員の皆様にご支持いただけるまでに成長し続けてきたのには、お客様の利便性を徹底的に追求し、業界のタブーを打ち破る「イノベーション」を生み出してきたからです。

コロナ禍が社会にもたらすインパクトは非常に大きく、イノベーションを起こす絶好のチャンスであり、私たちはこのチャンスに果敢に挑戦していきます。不確実な時代だからこそ、カスタマーサクセス、競争力、イノベーションを生み出す力が試されているのです。

DXが盛んに叫ばれる企業のデジタル技術活用の機運が高まっていますが、人の心を動かすのは、技術を利用している事実そのものではなく、その結果生み出される「喜び」や「驚き」の体験です。

私たちはグループ全体を「総合生活サービスグループ」と位置付け、「ファイナンスサービス」を軸に、グループ各社がサービスの一翼を担い、お客様が上質で豊かな生活を実現するサービスの提供を通じて、サービス先端企業を実現し続けてまいります。

第二創業に向けて 代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己第二創業に向けて 代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己

企業は歴史を重ねるにつれ、暗黙のルールや形成されたメンタルモデルにより、意思決定が否応なしに硬直化されます。私たちもペイメント事業を中心に成長を続けてまいりましたが、基幹システムの遅延もあり、組織全体が硬直化しつつあったことは否めません。

コロナ禍で社会全体が大きな打撃を受ける中、経営視点から俯瞰してみたとき、逆に大きく変化するチャンスであると考えます。現状のやり方や考え方がすべて過去のものとなり、変革できない組織は衰退を余儀なくされるスピードが高まりました。大変な今だからこそ、仕掛ける側にまわり早期に攻めの経営に転じていきたいと考えています。

具体的には2019年より基幹システムが本格稼働し、併せて社内でDXを推進、内製化を強力に推し進める体制が整いました。ペイメント事業のみならず、ファイナンス事業においてDXを競合他社に先んじて推進してまいります。またグローバル事業も、新型コロナウィルス感染拡大により当初計画から修正を余儀なくされましたが、かえってガバナンスやアカウンティング体制等を強化する時間ができ、大きくスケールする準備ができました。各国の経済復興と平仄を合わせながら、飛躍的な拡大を目指してまいります。

ロールモデルが一つしかない会社は、やはり経営基盤がぜい弱です。ロールモデルの多様化を実現するため、ペイメント事業を中心とした企業体からグループ全体の総力を結集して「総合生活サービスグループ」への転換を図っていき、第三創業を実現したいと考えます。

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