トップメッセージ

Global Neo Finance Companyに向けて -  代表取締役会長CEO 林野 宏Global Neo Finance Company 代表取締役会長CEO 林野 宏

私たちは「セゾン・パートナー経済圏」の構築と「総合生活サービスグループへの転換」を目指し、グローバルなノンバンクへの挑戦をしていきます。

現在、世界は地政学的にみても、また経済の不確実性からみても、急激な変化が常態化している状態にあります。日本経済は1990年以降、先進国の中で最も低い成長率を示しており、国際的な評価も著しく低下しています。そして、あらゆる企業、商品、サービスがDXを核としたイノベーションを必然化しており、イノベーションを継続できない企業は成長力を失い、やがて衰退していくしかありません。

そのような状況の中で、私たちたちは「DX銘柄」にも選ばれ、着実に成果をあげつつあります。
インドのグローバル化は急速に進んでおり「Kisetsu Saison Finance(India)Pvt. Ltd.」は設立からわずか6年でゼロから成長を遂げました。今後このようなモデルをブラジル、メキシコなど新興市場へ本格的に展開していく考えです。2025年2月には、世界各国のメンバーを集めてグローバルサミットを開催し、人材の交流を図り、その情熱を共有していきたいと考えています。
また、ペイメント事業やファイナンス事業も構造改革と不動産ビジネスの拡大を通して、成長軌道に乗りつつあります。
さらに、スルガ銀行との資本業務提携についてもシナジー効果が見込まれ 成功事例として今後の成長が期待されます。
当社は再び創業期の迫力と実行力に挑戦し、中期経営計画のもとでそれを実現していきます。

私は社員一人ひとりが自由に発想し、行動して成長して欲しいと思っています。
なぜなら、それは生成AIでは再現できない好奇心や情熱から生まれる仕事に、夢中になって欲しいと願っているからです。
人は知らないことを知りたいという好奇心という本能があります。さらに、遊びから得られる学びも多くあります。「遊ぶ」「学ぶ」「働く」はニアリーイコールで特に区別する必要はありません。
当社は常にイノベーションに挑戦し、既存の枠組みを破壊することで成長してきました。
これからも社員を大切にし 待遇が良く資産形成を支持する仕組みを持った企業を目指して努力していきたいと思います。

新中期経営計画と2030年ビジョン 代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己新中期経営計画と2030年ビジョン 代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己

2024年5月の新中期経営計画の発表に伴い、2026年度事業利益目標1,000億円とともに、2030年に目指す姿「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY ~金融をコアとしたグローバルな総合生活サービスグループ~」を掲げました。「総合生活サービスグループへの転換」を目指すうえで実現したいのは「セゾン・パートナー経済圏」の確立です。ペイメント、ファイナンス、不動産関連といった各金融事業で存在感の強いノンバンクになるため、既存の提携先に加え、グループ各社とのシナジーを追求します。また、それらを複合的に掛け合わせ、協業関係およびサービスを多層化することで、お客様一人ひとりに合わせた価値の創造を目指します。さらに、世の中の困りごとをグローバルに解決することを目指し、インド、メキシコ、ブラジルなどの成長市場に積極的に投資してまいります。

前中期経営計画では、連結事業利益目標700億円を掲げていましたが、これを1年前倒しで達成することができました。この成功の要因は、ペイメント事業やファイナンス事業、グローバル事業の堅調な推移、関連子会社の成長、そして社員一人ひとりの努力によるものです。

私たちは創業期から変わらず革新と挑戦を続けてまいりました。企業は常に変わり続け、成長し続けなければ、勝てる集団、お客様から選ばれ続ける企業にはなりません。現在もその精神を受け継ぎながら、デジタルやAIを活用した全社員によるデジタルトランスフォーメーションを進め、ビジネスの変革を推進します。

そして、私たちは事業活動を通じて社会発展・課題解決に貢献することで、今よりもっと便利で豊かな持続可能な社会をつくってまいります。