当社グループの事業は、外部環境に関わるリスク、財務面に関するリスク、業務面に関するリスクなど、さまざまなリスクにさらされています。これらのリスクは、経営の安全性及び健全性に重大な影響を与える可能性があることから、リスクマネジメントを重要な経営課題と認識し、リスクの特定・評価と、適切な対応が行えるよう体制整備に努めています。これまで対処してきた業界共通のリスクについては、継続して取り組みを行うとともに、外部環境の変化によって出現したリスクについては中長期的視点で評価・対応策を講じるなど、適切なコントロールを全社で推進していきます。
さまざまなリスクについて適切に対応するために、全社的なリスクマネジメント体制を整えています。取締役会はリスクマネジメントを統括し、各種経営戦略策定にあたり中長期的なリスクの把握と管理施策状況を確認しています。また、さまざまな角度からリスクを特定するため、各部門は自部門におけるリスクの特定・評価を行うとともに、リスク統括部が全社的な情報共有を図り、適切なリスク管理を推進しています。内部監査部門は、これら各部門の業務遂行状況について監査を行い、取締役会に報告をしています。
リスクの顕在化の頻度と影響額から定性・定量の両面からリスク評価を行い、それらの優先順位に基づきリスク対応策を実施しています。これらの実施状況は定期的にモニタリングをし、適宜、必要な改善を図っています。
業界共通リスクおよび中期的に対応が必要なリスクには以下のようなものがあります。
内容 | 対策 | |
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経済状況 |
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資金調達 |
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マーケットリスク |
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金融商品の減損 (貸倒引当金) |
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利息返還損失引当金 |
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のれんの減損 |
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各種規制および 法制度の変更 |
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アンチ・マネーローンダリング |
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コンプライアンス |
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内容 | 対策 | ||
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大規模災害の発生 | リスク |
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機会 |
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感染症など 不測の事態発生の影響 |
リスク |
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機会 |
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気候変動の影響 | リスク |
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機会 |
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競争環境 | リスク |
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機会 |
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主要提携先との関係 | リスク |
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機会 |
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海外事業展開 | リスク |
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機会 |
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システムリスク および 情報セキュリティリスク (個人情報の漏えい等含む) |
リスク |
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機会 |
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事務リスクの顕在化 | リスク |
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機会 |
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人材の育成および確保 | リスク |
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機会 |
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レピュテーションリスク | リスク |
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機会 |
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地震等の自然災害や事故等が発生した場合にも、重要業務を可能な限り継続すること、または停止した場合でも早期の復旧を図ることを目的に、当社は事業継続計画(BCP)を策定しています。
災害発生時においては、被害状況の確認・分析を行い、事業の継続に影響があると判断した場合にはBCPを発動し、迅速な重要業務の継続措置を行えるよう、緊急時の体制とそれぞれの役割、対応事項を定めています。