リスクマネジメント・
コンプライアンス
リスクマネジメントリスクマネジメント
当社は、「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY〜金融をコアとしたグローバルな総合生活サービスグループ〜」として持続的な成長を実現するため、当社およびグループ各社を取り巻くさまざまなリスクを網羅的に把握・管理する体制を構築しており、事業の特性や外部環境の変化等に則しリスクを分類・評価し、各々に適切な対応を講じることで、健全かつ強靭な経営基盤の維持に努めています。リスク管理委員会では、リスクアセスメントを通じた重要リスクの特定と対応に関する確認をはじめ、各事業部門と連携してリスク対応の進捗や有効性を定期的に確認しているほか、RCM(リスクキャピタル・マネジメント)や、ALM(資産・負債の総合管理)などの手法を活用し、リスクに耐えうる財務基盤の構築を図っています。
ペイメント事業およびファイナンス事業では、適正な与信、途上管理、債権回収といった一連のプロセスを通じて、事業の安定性と持続可能な成長を図っています。与信管理では、厳格な審査基準に基づき顧客の信用力を慎重に評価し、貸倒れリスクの低減に努めており、取引開始後は、顧客の信用状況や返済状況を定期的に確認・分析することで、リスクの兆候を早期に把握し、必要な対応を講じる体制を整えています。債権回収においては、効率的な回収プロセスを構築し、債権の健全性を維持しています。 また、グローバルに事業を展開する企業として、各国における金融規制の変動、為替リスク、経済・政治の不安定性など多様なリスクに対応するため、Saison International Pte. Ltd.のIHQ(国際統括本部)を中心にグローバルガバナンス体制の強化を推進しています。現地の金融機関や法律事務所などと連携し、最新の制度動向や市場環境を継続的にモニタリングするとともに、専門的知見を活用したリスクの低減に努めています。
さらに、社会インフラを担う事業者としてBCPを策定し、地震等の自然災害や事故等が発生した場合にも、重要業務を可能な限り継続する、あるいは早期の復旧を図るよう、緊急時の体制、役割、対応事項を定めています。また、法令違反や不正行為の防止と早期是正を目的に、公益通報者保護法に則った内部通報制度を整備しています。こうした取り組みを通じて、事業基盤の強化と安定的な収益構造の構築を目指しています。
コンプライアンスコンプライアンス
当社では、企業活動における法令遵守、公正性、倫理性の確保を最優先課題の一つと位置づけており、会社の基本的な行動指針を「行動宣言」として定め、企業として社会に対してどのような姿勢で向き合うべきかを明確化しています。加えて、役員・社員の行動すべき具体的内容を「行動基準」として策定し、全社で統一した考え方のもと、適切な業務遂行を推進しています。
コンプライアンス態勢の構築に向けては、リスク統括部管掌役員を委員長とする「コンプライアンス委員会」を設置しており、コンプライアンス推進計画や教育計画、各法令の遵守状況の報告と検証を行い、継続的な改善を進めています。
また、各部門にコンプライアンス責任者と担当者を配置し、組織全体でのコンプライアンス意識の浸透を図るとともに、実務レベルでの業務運営をしっかりと推進するよう体制を強化しています。さらに、社内ウェブサイトを活用した情報開示や、定期的なコンプライアンス研修を実施し、社員一人ひとりが最新のルールを深く理解し、適切な判断を行えるよう環境を整えています。このような取り組みにより、社員が自発的にコンプライアンスを実践するとともに、全社的なコンプライアンスの定着に取り組んでいます。
贈収賄/腐敗防止
当社は、贈収賄や不正な利益供与を禁止しています。官公庁に対しては、関連法令により禁止されている公務員などへの接待・贈答は行いません。
また、取引先に対しても、節度を超えた接待や贈答などを行ったり、受けることを禁止しています。社会的常識を逸脱した接待・贈答を行わないよう、社内ウェブサイトを活用した教育プログラム等により、全社員への意識づけを継続します。
アンチ・マネーローンダリング
当社は、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策について、金融庁や経済産業省等から公表されているマネロン・テロ資金供与に関するガイドライン等に基づき、経営陣の主導的な関与のもと、体制および運用を構築しています。


