「サービス先端企業」を経営理念に、お客様の利便性を徹底的に追求し、多様な提携パートナーと共に革新的なサービスを創造し続けます
株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。
第74期中間期(2023年4月~9月)の実績は、単体、連結ともに順調に着地し、通期業績予想は上方修正となりました。
『総合生活サービスグループへの転換』を中期経営ビジョンとして第73期よりスタートした中期経営計画は、2年目を迎えています。当社は「『セゾン・パートナー経済圏』の確立とグループ間の事業連携の強化」「ペイメント事業の再生」「ファイナンス事業の健全な成長と新たな事業領域への進出」「グローバル事業の展開加速」を重点方針とする成長戦略を実行し、更なる成長拡大を図っております。
ペイメント事業に関しましては、進めてきた構造改革が形になり、1人あたりの生産性も向上しつつあります。一方で競合他社を見ると、まだ当社の成長余地はあり、今後も引き続き構造改革を進めてまいります。
ファイナンス事業については、それぞれの部門が非常に成果を上げております。住宅ローンはauじぶん銀行の取り扱いを開始し、不動産ファイナンス領域においてはスルガ銀行と共同展開を開始するなど、今後も取扱高を伸ばしてまいります。
グローバル事業も着実に拡大を加速しております。4月にはメキシコとブラジルへの進出を発表しました。加えて、インドの子会社であるKisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd.も順調に伸長しており、実際に現地を訪問した中で、社員や事業の活気を体感いたしました。
当期も引き続き攻めの経営を標榜し、中期経営計画の事業利益目標700億円を1年前倒しで達成する見込みです。来期からは新中期経営計画を公表するなど、さらに経営を加速させてまいります。
今後も新たな企業価値の向上を目指す様々な取り組みを具現化してまいりますので、株主の皆様におかれましては、なお一層のご支援·ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
2023年12月
代表取締役(兼)社長執行役員COO
第74期中間期(2023年4月~9月)の主な取り組みをご紹介します。
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ペイメント事業、ファイナンス事業が堅調に推移したことに加え、グローバル事業のレンディング事業拡大により、増収となりました。
前期グローバル事業において計上した保有ファンド評価益の反動影響等を打ち返し、ファイナンス事業(セゾンファンデックスの利益貢献や、スルガ銀行の持分法適用会社化等)、 不動産関連事業(不動産信託受益権売却益等)の伸張により増益となりました。
スルガ銀行の持分法適用会社化により負ののれん発生益相当額を持分法による投資利益として計上した結果、 大幅増益となりました。
貸倒コスト、金利上昇影響など一部先行き不透明な状況はあるものの、 上期業績は堅調であること、スルガ銀行を持分法適用会社化した影響などを踏まえ通期業績予想を上方修正いたしました。
当社では企業体質の強化と継続的な事業拡大に向けた取り組みが、株主価値の増大のために重要であると考えております。利益還元につきましては、これらを実現する内部留保金の充実を図る一方、株主の皆様へ適正かつ安定的、継続的な配当を行っていきたいと考えております。
この基本方針に基づき、2023年度の期末配当予想につきましては、1株当たり80円を予定しておりましたが、通期業績予想を上方修正したことに伴い、1株につき20円の特別配当を実施することといたしました。これにより、2023年度の1株当たりの期末配当予想につきましては、普通配当金80円に、特別配当20円を加えた合計100円に修正いたします。
群馬県赤城山の麓にて、植物がいきいきと育ち、生き物が棲みやすい森へと再生した赤城自然園を運営しています。「人生と自然の共生」の実現を目指した環境づくりに取り組んでいます。
2023年6月21日開催の第73回定時株主総会では、5,194名の株主の方に議決権行使をいただき、うち3,594名がインターネット等による電子行使でした。
電子行使により、議決権行使はがきの郵送代を削減することができます。今年は3,594名分のはがき郵送代にあたる226,422円が削減され、この費用を活用して10月30日に赤城自然園にヤマザクラの苗を植樹しました。
個人向けカードでは国内初、カード利用明細からCO2排出量を可視化する仕組みのクレジットカード『SAISON CARD Digital for becoz』の提供を通じて、お客様のカーボンニュートラルな生活の実現をサポートします。
詳細はこちら2023年8月より、約1,500名在籍の自社保有ビル「東京ユビキタスビル」における使用電力の全量について、トラッキング付非化石証書を活用した実質再生可能エネルギー由来100%の電力(以下:再エネ電力)へ切り替えました。2023年12月には「関西ユビキタスビル」にも再エネ電力を導入予定です。導入後、当社の事業活動におけるCO2排出量(※)は、年間約58%削減される見込みです。
※Scope1,2合計
詳細はこちらクレディセゾンの公式note『セゾンの未来会議』では、<少し先の幸せな未来を考える場>をコンセプトに、等身大の私たちの日々の取り組み・その想いを、自分たちの言葉で丁寧にお伝えしています。
詳細はこちら第73期営業のご報告にて実施いたしましたWEBアンケートの結果の一部をご報告いたします。
2023年6月21日~同年8月31日の期間に計334名の株主様にご回答をいただきました。ご回答くださいました株主の皆様には厚く御礼申しあげます。頂戴いたしました貴重なご意見は今後のIR活動に活かしてまいります。
今後も株主の皆様とのより良いコミュニケーションの実現を目指し、定期的にアンケートを実施していきたいと考えております。以下リンク先よりアンケートを実施しておりますので、ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
ご回答いただいた方の中から抽選で薄謝(QUOカードPay500円)を進呈させていただきます。
当社では、株主の皆様の声をお聞かせいただくため、アンケートを実施いたします。お手数ではございますが、アンケートへのご協力をお願いいたします。
※アンケート実施期間は2024年1月31日までです。
本アンケートは、株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズの提供する[e-株主リサーチ]サービスにより実施いたします。
アンケートのお問い合わせ[e-株主リサーチ事務局]Mail : info@e-kabunushi.com
決算発表・営業のご報告などIRに関するニュース等の情報をメールでお届けいたします。
ぜひご登録ください。
毎年6月に郵送しておりました期末の「営業のご報告」につきましても、環境等を配慮した省資源化の観点から当社ウェブサイトへの掲載とさせていただく予定です。