今年1月、クレディセゾン中四国支社にて、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本社)とボトムアップ型の働き方改革についての意見交換会を実施いたしました。当日は、JR西日本の広島支社の働き方改革研究グループの方々にお越しいただき、中四国支社、九州支社のマネジメント経験者とワークライフデザイン部のメンバーが参加し、意見交換会を実施しました。その内容をご紹介します。

文:中四国支社 若林香織 


「働きやすさ」と「働きがい」の実現を目指して

JR西日本社広島支社では、2019年より30代・40代のリーダー層を中心に「働き方改革」をテーマとしたワーキンググループを発足し、課題解決および働きがい向上に向け取り組んでおり、その活動の中で当社のセゾン・ワークライフデザイン部の取り組みや女性社員が多く活躍していることを知り意見交換の場を設けていただくことになりました。当社としても昨年度は、これまで重点的に取り組んできた「働きやすい環境の整備」に加え、「社員の働きがい向上」を目指してきたため、両社にとってこの意見交換会がヒントになれば、という思いから実現に至りました。

中四国支社 村田支社長


両社の働き方や課題を共有

前半は、JR西日本社と当社のそれぞれの働きがい向上に向けた取り組みを発表。当社はオフィス改善、テレワーク導入、新人事制度や女性社員の活躍支援の内容等、ワークライフデザイン部をきっかけとして導入されたこれまでの活動についてお話ししました。また、2019年9月からフレックス勤務が全社員に適用になり(一部除外の部署もあり)、個人がスケジュール調整し柔軟な働き方ができるようになったこと、介護など様々な制約があるなかでも働き続けるための環境を整えていることをご紹介しました。

特に上司との評価面談の回数については、JR西日本社では評価設定の期初と結果の期末のみとのことですが、当社では賞与面談が年6回の他に、月に1度の1on1ミーティング、今後のキャリアについて申告する年に1度のキャリアマネジメントシート等、自分の意見を上司に直接伝えられる機会が多く、上司と部下のコミュニケーションが多い点で高く評価していただき、非常に活発な意見が飛び交いました。

JR西日本社でも、女性社員の育児休暇取得率、時間短縮制度取得率が年々増加しており、様々なバックグラウンドをもった社員が活躍しているため、在宅勤務やモバイルワークの導入、制度整備など働き方の見直しを進められています。お話の中で特に印象的だったのは、「短日勤務」という制度です。列車の乗務員は早朝や深夜の列車運行のために泊り勤務が基本ですが、育児休暇明けの復職の際に深夜勤務の制限措置を申請すると、本人が乗務員としての復職を希望していてもそれが叶わないという課題がありました。「1週間に1回程度であれば、家族やベビーシッターの協力を得て、泊まり勤務ができる」という意見が多数あったことから、2019年4月にこの制度を導入し、ママ社員でも乗務員として勤務できるようになったそうです。社員の状況に合わせて柔軟な働き方を実現されていることを知り、当社の働き方改革のヒントになりました。

後半は、前半の発表を踏まえて、グループに分かれてのグループディスカッションを実施。今回の参加メンバーは両社ともに中堅マネジメント層だったため、チームメンバーの評価に関する悩みや通常業務におけるやりがい、モチベーション管理などについて話し合うことができました。

意見交換会の様子

交通インフラのJR西日本とクレジットカード会社の当社では業種も風土も異なりますが、今回の意見交換を通して、働き方に関しては共通の悩みや問題を抱えていることが分かりました。JR西日本社の働き方を知ったことで当社を客観的に見る機会となり、良い点やさらに取り組むべき課題を改めて学ぶ機会となりました。

JR西日本社では、早速今回の意見交換会の内容を踏まえ、社内で評価制度の改善提案をされたそうです。今後も両社で意見交換を継続し、働き方改革の試験的な取り組みを行っていきたいと思います。




■執筆者プロフィール
若林 香織(わかばやし かおり)
クレディセゾン中四国支社営業課に所属。同支社において、セゾン・ワークライフデザイン部のアンバサダーを務める。