当社は、グローバルビジネスを中期経営戦略のひとつに掲げ、国内で培ったノウハウを活かして、成長ポテンシャルの高いアジア各国に進出しています。今回は、2019年6月からインドに赴任中の社員に、仕事のやりがいや今後のビジョンについてインタビューしました。

文:CHIENOWA編集部

プロフィール

水野 理恵(みずの りえ)
2011年入社。リース&レンタル部、AMEX推進部(現セゾンAMEX部)等の事業部での経験を経て、海外事業部(現グローバル事業部)に異動。2019年6月よりインドのKisetsu Saison Finance (India)  Private Limitedに出向中。写真:左から2番目。


―現在の仕事を教えてください。

当社のインド子会社Kisetsu Saison Finance (India) Private Limited(以下、KSF)は、2019年11月よりデジタルレンディング事業を行っています。 私の行っている業務は、主にKSFのガバナンス管理、経理業務(KSF内出入金の管理や税金納付、給料計算や融資金送金のオペレーション業務等)と人事総務業務(現地スタッフの管理、採用通知や人事関連書類の作成、規定類の整備と発信等)です。また、本社への各種報告や日系企業との関係構築、通訳などの業務も行っています。

KSF全社員ミーティングの様子

―海外で働きたいと思った理由を教えてください。

幼い頃、母と観ていたテレビ番組で、教育を受けられないことで定職につくことができず、貧困が連鎖している発展途上国の現実を知り、漠然と将来彼らのために何か役に立ちたいと考えていました。

その後、留学や旅行、ボランティアの経験を通して、世界には様々な価値観をもつ人々がいることを身をもって感じ、日本だけに留まらず、世界のことを知る重要性を感じました。大学では、カンボジアの衛生教育のボランティアに参加したり、途上国開発のゼミでタイの農村に調査に入るなど、実体験からの学びを通しさらにその想いは強くなりました。そのような経験の中から、貧困の原因は教育の欠如(特に女子教育)であると考えるようになりました。

一時的なボランティアなどではなく、金融業であれば、教育を受けるためのローンやその他金融商材の提供を通して、学校に通えない子どもを減らす一助になることができると考えたのも、当社へ入社した一つの理由です。 特にインドや成長著しいアジア諸国は、国として成長していくパワーと活力を肌で感じながら働くことができると思い、いつか挑戦してみたいと考えていました。


―インドで仕事をする中で、日本との違いはありますか?

ストレートに物事が言いやすいです。日本では「失礼かも?」と気にする事も相手もストレートに伝えてくれるため、こちらもストレスなく思った事を伝える事ができます。

相手が全力で質問してくれるので、こちらも全力で対応する必要があり、伝える力と議論するための精神力が鍛えられます。また、相手の話を遮らないと発言ができないくらい、議論が白熱するシーンも多く、赴任した当初は喧嘩をしているのかと思うくらいでした(笑)。

インドは、様々な言語や宗教の人がいるため、多様性が認められ、外国人を受け入れる体制ができています。そのため、外国人だからといって特別扱いをせず、ほぼ対等に扱ってくれるのは本当にありがたく過ごしやすいです。

ムンバイの同僚と友人と一緒に伝統衣装を着て

―海外で働くことで得られたものは何ですか?

特にトラブル対応力や鈍感力、免疫などが自然と身に付いたと感じています。日本では想定できないような出来事が日々発生するので、多少の事では動じなくなりました。駐在員間では、これを「トラブル不感症」と呼んでいます(笑)。

また、交渉力も培われたと感じています。インドはとにかく交渉次第で物事が変わるので、自分が納得できないことには、とことん交渉します。多様性に寛容なインドは、外国人でも対等に扱ってくれるので、常に臨戦態勢で日々を過ごしています(笑)。

もともと日本でもフットワークは軽い方でしたが、今しかできない経験や文化を知るために、積極的に何でもチャレンジするようにしています。チャレンジ精神やどんな環境でも楽しむ力は、赴任してからより強くなったと感じています。うまくいかないことがあって疲れてしまったり、驚いたりすることも多いですが、日本とは違う環境にいることを理解し、比較をせず今いる環境を目一杯楽しんでいます。


―休日の過ごし方を教えてください。

ベリーダンス教室やヒンディー語教室、ヨガティーチャートレーニングなどに通っています。ベリーダンスは、日本にいた時からレッスンに通っていましたが、インドに赴任してからも現地のベリーダンス教室に通い始めました。先日発表会にも参加しましたが、外国人は私だけでした(笑)。

ベリーダンス発表会の集合写真

―インドで生活をしている中で、カルチャーショックを受けた出来事はありますか?

現地の人は、初めはシャイで人見知りする人が多いのですが、一度話して仲良くなると一気に距離が縮まります。例えば、現地スタッフに「明日仕事後にご飯に行こう」と誘われ軽い気持ちでいると、同僚の家に招待され手作り料理をふるまってくれたり、遅い時間に帰るのは危ないから泊まっていきなさいと泊めてくれたりします。ときには、ご家族がみんなで迎えてくれたり、親戚が大集合して質問攻めにあったり、お土産をたくさんいただくことも。日本だと仲良くなってもなかなか実家や親戚の家にお邪魔することはないので、はじめは慣れるのに大変でした。

先日は、会社でお世話になっているドライバーさんの親戚の結婚式にも招待してもらい、2,000人規模のレセプションに参加しました。ここでも親戚中から大歓迎を受けました。

民族衣装のサリーを着て結婚式に参列

―今後のキャリアビジョンについて教えてください。

まずは、インド事業を軌道に乗せ、当社の一大収益柱に成長させたいと思っています。その上で、インドでの事業立ち上げの経験を生かして、他国でも事業立ち上げに携わっていきたいです。数か国の勤務を経験した後、海外経験をきちんと語ることのできる人材として、人材採用・育成に携わりたいと考えています。

KSFの女性社員で民族衣装で合わせた集合写真