当社では、個々が抱える条件に制約があっても、それぞれが「能力やスキルを発揮できること」「仕事を通じた自己実現ができること」「働き続けられること」を目的に、ダイバーシティの取り組みを推進しています。

1980年代から女性の積極採用と継続就労を可能とする仕組みづくりに取り組んでおり、その取り組みが性別・学歴・個々のバックグラウンドなどに関わらず、社員全員が自分らしく活躍することを目指す当社の風土を醸成してきました。

今回は、定年を迎えたあとも活躍する女性社員の働き方についてご紹介します。

文:CHIENOWA編集部

定年後もイキイキと働くために

日本の少子高齢化、年金の支給開始年数の引き上げなどを背景に、2013年4月に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)の一部が改正され、定年後のライフスタイルの選択肢が増えました。

当社でも、会社で成長を遂げた年長者が意欲と能力のある限り働き続けられるような環境を整え、活力ある企業体質をつくることを狙いに、1971年度より定年後の再雇用制度を導入しました。その後、有期雇用社員における再雇用制度の導入など、時代の変化に合わせて年齢に関係なく活躍できる働き方に関する環境整備を行ってきました。

現在は、定年再雇用制度(定年後、再入社を希望する制度)とシニア雇用制度(定年後再雇用期間満了後、再入社を希望する制度)を導入し、70歳まで働き続けることができる環境を用意しています。

定年退職者慰労会を開催

先日、9月15日をもって定年を迎えた社員を対象に、プリンスパークタワー東京で「定年退職者慰労会」を行いました。当社・関連会社の17名が参加し、入社時の思い出や今後の展望について語り合い、大いに盛り上がりました。

慰労会参加者を代表して、信用管理部 平尾、八木に定年後の働き方やライフスタイルについてインタビューしました。

――定年おめでとうございます。定年後、当社の再雇用制度を利用されるとのことですが、働き続けることを選択した理由をお聞かせください。

平尾:私はお客様のゆとりのある暮らしを支えていきたい、という想いで定年再雇用制度を選択しました。私の仕事は、カードのお支払いが難しいお客様にご状況やお悩みをおうかがいしたうえで、お客様に合ったお支払方法を提案することです。私自身病気で辛い経験をしたことがあるので、お客様の気持ちに寄り添った提案をすることを心掛けています。これまで自分よりも年上の先輩が頑張っているのを見ていたので、自分もできるだけ長く働きたいと考えていました。

八木:私もお客様からの「ありがとう」という言葉で、自分の存在意義や社会との繋がりを感じます。私の提案が電話の向こうにいるお客様へ手を差し伸べることに繋がっていると考えると、すごくいい仕事だと思います。


――定年を迎えるにあたって、不安なことはありますか?またライフスタイルや働き方など、何か工夫したことはありますか?

平尾:私は親の介護と仕事の両立に対して不安を感じていました。しかし1時間単位で有給が使える制度のおかげで働きやすくなり、不安も軽減されました。この制度が導入されて、親の介護や送迎、自分の体調が優れないときに1時間遅れて出勤する、といった働き方ができるようになりました。

また、心身のリフレッシュ、リセットを目的に定期的に有休をとっています。娘が住むオーストラリアへ行くために長めのお休みをもらうこともあります。

八木:私も1時間早く帰れる日は、カフェでお茶をしたり、デパートでお買物をすることでリフレッシュしています。ちょっとしたことですが、気分転換をすることはどんな仕事をしていても大切だと思います。

オーストラリア旅行を楽しむ平尾

――定年まで勤め上げたお二方から、若手社員に向けてアドバイスをお願いします。

平尾:若い方には、積極的にいろいろなことにチャレンジをしてほしいと思っています。性別や年齢、国籍を超えた多くの人に出会い、広い世界に羽ばたいて行ってほしいですね。私自身、常にチャレンジすることを心掛けていて、先日もテレビ電話で娘のオーストラリアの家族と英語で会話をすることに挑戦しました。

八木:私からは、常に一歩前進することを大切にしてほしいと伝えたいです。私が病気になった際、看護師さんから自分の病気を理解したうえで最善の治療法を考えることの重要性を教わりました。目の前にはたくさんの道があるので、自分の周りの人に相談しながらいろいろな考え方や価値観を吸収し、失敗を恐れずに前に進んでいってほしいと思います。


定年再雇用制度を活用することで、年長者の経験や知識の活用や、次世代の社員へスキルやノウハウの伝承ができ、社内にもよい効果をもたらすことができます。

当社はこれからも、関連法の動向や、年金問題などの社会背景を踏まえ、社員の働く意欲に応じて年齢に関係なく活躍できる職場を目指し、制度や職場環境の整備を進めてまいります。