クレディセゾンの制度#2:育児休業制度

クレディセゾンでは、子どもが満3歳になる年度の3月31日まで「育児休業制度」が取得可能なので、仕事と育児の両立体制をしっかり整えることができます。育休中を自分らしく過ごすことで、その後のスムーズな仕事復帰や業務での活躍が期待できると考えています。

また、共働き家庭や核家族が増え、家庭の状況が多様化したいま、企業による男性の育休取得に注目が集まっています。クレディセゾンも、男性社員の取得推進に向けて取り組みを進めています。そこで今回は、育休取得を実際に体験した男性社員に、どんなメリットや変化があったのか、話を聞いてみました。


プロフィール

山之内 徹(やまのうち とおる)
クレディセゾン労働組合 中央執行委員(専従)。2007年入社後、東関東支社、東海支社を経て2014年9月より現職。総合労働条件の向上や職場環境改善、風土醸成に向けて活動を推進中。2017年4月から5月に育休を取得。 3歳の女の子、1歳の男の子のパパ。

男性の育休取得率はわずか8%台。パパの1ヵ月奮闘記

「パパの育休取得に賛成ですか? 反対ですか?」と質問をすると、おそらく世の中の大多数は「賛成」と答えると思います。パパに聞いても、「できれば取得してみたい」という答えがほとんどでしょう。しかし実際、厚生労働省の「平成30年度雇用均等基本調査」によれば、男性の育休の取得率はわずか8%台。年々少しずつ上昇してはいるものの、政府が令和2年までに目標にしている13%という目標にはほど遠い状況です。また、同調査で取得の期間を見てみると、「2週間未満」というごく短期の取得が全体の約70%を占めています。

このように、まだまだパパの育休取得が珍しい世の中で、私は1ヵ月間の育休取得にチャレンジしてみました!

筆者と娘(当時1歳1ヵ月)

娘は保育園デビュー、ママは復職、そしてパパは育休! チャレンジへの決意から準備まで

実際に育休を取得したのは娘が保育園に入園したあとですが、育休を取ることは娘が産まれたときから考えていました。自然にそう考えられたのは、娘が産まれた前年に、当時の上司が育休を1ヵ月取得したのを見ていたから。ご自身のお子さんが保育園に入るタイミングでした。その様子を間近で見て、「パパが育休をとることって、普通のことなんだな」と感じられたのです。

また、上司の育休取得を通じて、職場の同僚が仕事の効率を見直すきっかけになったり、上司から部下への権限委譲の促進につながったりするのを経験していたのも大きかったです。「育休は職場の成長に効果がある」と感じることができたので、自分のときも「迷惑になる」とは思わずに、前向きな気持ちで準備することができました。当時の上司がつないでくれたバトンを途切れさせてはいけない、という使命感も若干感じていたように思います。

保育園に通い始めたころの娘

育休の申請について上司に話したのは保育園が決まってからなので、取得の約2ヵ月前でした。しかし、以前から育休取得の希望は伝えていたので、特に驚かれもせず、スケジュール調整や仕事の引継ぎについてスムーズに話をすることができました。

むしろ不安だったのは、家庭の引継ぎ。産まれてから約1年間、一日中娘と二人きりで生活したことは一度もありませんでした。また、保育園への登園、ごはんの準備(娘&大人の分)、二人でお風呂など、未経験のことや苦手なことが多すぎて、失敗して娘にケガでもさせないかが一番不安でした。なので、取得前には妻とのミーティングを何度も行い、わからないことは全部質問して、確認しながら準備を進めていきました。会社の仕事とコツは同じです(笑)。


掃除、洗濯、苦手な料理……。「できないことだらけ」に向き合う日々

私の育休期間の前半は「慣らし保育」期間中で、午前中までの保育でした。正直、「子どもを預かってもらっているあいだ、少し時間に余裕があるかな♪」なんて甘いことを考えていたのですが、実際は娘を預けたらすぐ家に帰り、掃除や洗濯、夕飯の準備に追われ、あっという間にお迎えの時間。娘が帰ってきてからも、お昼寝やおやつの準備などなど、分刻みのスケジュールをこなす毎日でした。

目の回るような毎日でしたが、仕事を離れて感じたことも多くあります。自分が住む街にたくさんのお店があることに気づいたり、テレビのワイドショーで昨今のお茶の間の興味・関心を新鮮に感じることができたり、平日の日中、自分がいかに会社にこもっていたかをとても意識させられました。会社は社会とつながる場所だと思っていましたが、見方によっては社会から遮断された閉鎖的な場所ともいえるかもしれないと考えるようになりました。


パパだって育児の主役。濃密な1ヵ月が教えてくれたこと

1ヵ月の育休は、あっという間に終了しました。この期間を通じて、自分には大事な役割があることをあらためて認識しました。それは自分が、「娘を育てる主体者」であるということ。そんな当たり前のことですが、1ヵ月間育児の主役を務めることで、強く感じることができました。

育児を夫婦で協力してやっていくための大前提は「両者が対等に育児における役割を果たせること」だと思います。仕事や生活のバランスを夫婦で柔軟に変更して対応していくことは、これからの夫婦の機能として男女両者に求められることだと思います。

また、仕事以外の場所に自分の役割を認識することは、「自己肯定力」を高めることにもつながります。自分には多くの役割があり、関わる多くのメンバーを支えていかなければいけないと感じることで、何事にも強い気持ちで積極的に取り組んでいけるのだと思います。

その観点から、私はほかのパパにも育休取得をおすすめしたいと思っています。わずかな日数でも、育児の主体者になることで、初めて感じられることがあると思います。

私のチャレンジに協力してくれた上司、同僚には本当に感謝しています。この記事を読んで、バトンをつないでくれる仲間が一人でも増えてくれたらうれしいです。