当社では、子育てをしながら働く女性社員を対象に、労使共済で「ワーキングマザーセミナー」を開催しています。当社におけるワーキングマザーの状況、そして時代や課題の移り変わりに合わせ、テーマを変えながら13年前から実施してきました。前年まで1コースのみでしたが、今期は仕事と家庭の両立を目指す「ワークライフバランス編」と、キャリアビジョンを中長期的に描く「キャリアデザイン編」の2コースを設け、さまざまな立場の悩みに、より特化した内容で実施しました。今回は、そのセミナーの様子をレポートします。

文:CHIENOWA編集部


ワーキングマザーの悩みは多種多様

働きながら家事や子育てをする女性の存在が当たり前になっている昨今。当社でも育児休業から復職後、時間短縮勤務制度を取得して働く女性社員は全社員の約10%を占め、子育てをしながら働く女性の割合は年々高くなっています。しかし、仕事と家庭を両立する中で課題を抱える女性は少なくないようです。当社では、ワーキングマザーが少しでも不安や悩みを解決し、さらに活躍できるよう、労使共済でワーキングマザーセミナーを開催しています。

当社における女性活躍の歴史は長く、一口にワーキングマザーと言っても、子どもの年齢やキャリアのステージは様々です。そこで、今期は仕事と家庭の両立を目指す「ワークライフバランス編」とキャリアビジョンを中長期的に描く「キャリアデザイン編」の2つのコースを設け、立場ごとの悩みに寄り添ったプログラムを準備しました。


周囲を巻き込むことの大切さ

セミナーでは、ワークショップを交え、参加者同士の交流も図りました。さまざまな経歴・所属の社員が集まり、情報交換や悩みの共有を通じネットワーク構築にも繋げることができました。ほとんどの参加者が初対面でしたが、積極的に意見交換しあうことで緊張がほぐれ、和気あいあいとした雰囲気の中で進んでいきました。


また、両コースともに講師の方が共通しておっしゃっていたことがあります。それは、「限られた時間の中で仕事と家庭を両立したりチームに貢献するためには、『周囲を巻き込む』『自分から発信する』ことが大事だ」ということです。日々時間に追われバタバタと過ごしていると、つい周囲の人とのコミュニケーションがおろそかになり、一人で悩んでしまう方もいます。育児においても仕事においても、一人で抱え込むのではなく、必要なタイミングで、自身のネットワークを最大限活用することが大切です。

講師の堀江総子氏

ある参加者は、この言葉を受け、

「時短勤務というだけで迷惑をかけている気がして、一人ですべて解決しなくては、と思い込んでいた。しかし、そのことで余計にチームに迷惑をかけていたかもしれない。今後はコミュニケーションを大事にし、チームにもっと貢献していきたい」

と、これまでの自分の行動を振り返っていました。また、他の参加者からは、

「これまで現部門でのキャリア構築しか考えていなかったが、他事業が拡大する中、自分も新たな領域でチャレンジしていきたいと思った」

「子育てをしながらも学び続けている人がいることを知り、自分もかつて培ったスキルをまた磨いて社内で活かしていきたいと思う」

という前向きな声が聞こえてきました。


当社では、これからも社員一人ひとりが活き活きと働き、輝くために、さまざまな立場の社員のキャリア形成をサポートしてまいります。