「オープンチャレンジ」は、新規ビジネス立ち上げ時や部署新設等の際に、社内で該当ポジションの募集を行い、新設部門を対象に社員自らが上司を通さずに応募できる、当社の人事制度です。この制度は、社員の挑戦できる場を増やしていきたいという思いで導入されました。

当社は「サービス先端企業」を経営理念のもと、系列や業態などの枠組みを超え、多様な提携パートナーとともにビジネスを拡大してきました。社会環境が目まぐるしい速さで変化しているなかで、これからは、社員一人ひとりがより自立した意思とリスクを恐れないチャレンジ精神を持ち、斬新かつ飛躍的な発想で新たな成長を続けることが必要となります。そこで、社員が個性を発揮し、イノベーションを巻き起こせる環境を整えるために「オープンチャレンジ」の活用を促しています。

当社では、直近の3年間で24人がこの制度を利用しました。今回は、オープンチャレンジ制度を活用し、現在はデータビジネス部で働く、東 未来さんにお話を聞きました。

文:CHIENOWA編集部

プロフィール

東 未来(ひがし みらい)
2016年クレディセゾン入社。オープンチャレンジを経て2018年にデータビジネス部へ異動。

挑戦できるタイミングがあるのに、今やらないということはもったいない

――2016年にクレディセゾンに入社した東さん。入社した背景を教えてください。

僕は大学生の時、旅行が趣味で10か国以上を訪れました。海外って日本とは比べ物にならないくらい、キャッシュレス化が進んでいますよね。現金がいらないどころか、スマートフォンさえあれば、屋台から高級レストランまで支払いできる国もあります。旅行を終えて日本に帰ってきたとき、現金での支払いが面倒だな、と感じたんです。こういった実体験から、日本のキャッシュレス化を推進することで、世の中をもっと便利にしていきたい、と感じていました。また、日本ではまだまだ現金の支払いが多いので、キャッシュレス社会を実現することにやりがいがありそうだと考えていました。

就職活動中、キャッシュレス社会の実現を軸に金融業界を見ていくなかで、クレディセゾンには、挑戦を推進してくれる風土があると感じていました。会社説明会に参加して、いろいろな先輩に会わせてもらっていたのですが、どの先輩からも若いときからいろいろな仕事を任せてもらえる会社だと聞いていました。また、クレディセゾンにはカードビジネスだけでなく、コンテンツビジネスやグローバルビジネスなど、いろいろな事業フィールドがあります。今後何十年と働くことを想像したときに、幅広い事業フィールドがあることは、それだけ自分の挑戦の幅も広がることに繋がると考え、新卒社員として入社しました。

――東さんが「オープンチャレンジ」に応募したきっかけはなんでしたか?

「オープンチャレンジ」に応募したのは入社して2年目、当社が持つカード会員の利用データを用いた広告配信の開発・提供を行っているデータビジネス部の公募でした。お客様ひとりひとりに、最適なタイミングで商品やサービスを案内することで、新しい価値を提供し、もっとカードを使ってもらえるようにしたい、と思い応募しました。

どんなに便利な商品やサービスがあっても、そもそも知っていないとその恩恵を受けられないですよね。例えば当社では、海外旅行のためにクレジットカードの利用可能枠を一時的に上げることができるサービスがあります。自分自身、海外旅行の際にはカードの利用可能枠を上げるために、自らカード会社に連絡して、増枠の依頼をしていました。でもこのサービスを知らない人は、旅行先で現金が足りず、欲しいものが買えなくて不便な思いをしてしまうかもしれない。そういう人に、リアルタイムでクレジットカードの利用可能枠増枠ができることを、カード会社から伝えていくように変えていきたかったんです。具体的には、カードの利用履歴から海外旅行の予兆を読み取り、「利用可能枠の増額ができますよ」という内容のメールを送ることで、お客様に寄り添ったコミュニケーションができるのではないか、と考えていました。

これは当社サービスに限らず、当社で保有しているカードの利用データを駆使すれば、お客様ひとりひとりに合わせたタイミングで、お客様にとっての最適な商品・サービスをご案内することができます。そうすることで、もっとたくさんカードを使っていただけるようにしたかったんです。

また、クレディセゾンが2017年にオムニバスの発行済み株式を100%取得したことで、データビジネス部に在籍しながら、オムニバス出向兼務ができます。オムニバスでは、デジタル広告全般の企画・配信・運用を行っているので、出向することでより消費者のニーズや広告のトレンドを詳しく学べるのではないか、という期待がありました。

――若手でオープンチャレンジに応募することに対して不安はありましたか?

正直不安はなかったです。入社する前から、当社は挑戦を推進してくれる会社だと思っていましたし、自分自身挑戦したい、という思いがすごくあったので、募集があることを知ったときに、今しかないだろうなと思っていました。もともとデータビジネス部にすごく興味があり、募集しているタイミングの今、挑戦しないともったいないな、と感じました。

サービスや商品を企画した人の想いを世の中に届けていきたい

――デジタルマーケティング部に異動してどんなことにやりがいを感じますか?

現在、カード会員向けの広告コンテンツである、セゾンマーケティングソリューションとオムニバスの運用型広告の営業を担当しています。

担当している企業は複数社あるのですが、それぞれ業界も違うし、規模も違います。そういったさまざまな企業に、当社のデータから読み取れる仮説をもとに広告を提案した結果、クライアントが当社のデータに価値があると感じてくれることが嬉しいですし、やりがいになっています。

僕は以前、健康器具の広告を担当していたことがあります。その広告を考えるにあたり、まずターゲット層を決めるために、当社カード会員のなかで、どのような方がその健康器具について調べているのかをビッグデータ解析を得意とするパートナー会社の力をお借りして検証しました。そして、健康器具について調べている会員のカードに登録されている性別や、居住地、家族構成といった会員情報を分析した結果、「生活の質を高めたいと思っている40代の男性」というセグメントにアプローチすることが最も響くのではないか、という仮説を立てました。

さらに、このような40代男性はお子様のいらっしゃる方が多かったため「この健康器具を使えばダイエットに効果的です」とか「病気になる確率が下がります」といった健康維持のメリットを提示するだけではなく「この健康器具を使って大切な家族のために健康でいましょう」というように消費者の気持ちに寄り添った広告アプローチを提案しました。その結果、打ち出した広告に多くの反響をいただくことができました。このように、データを読み取り自分で立てた仮説がうまくいったときは、クライアントにも喜んでいただけますし、とてもやりがいがあります。

――これからの目標はありますか?

クライアントから広告に対する悩みや希望を引き出し、その課題に応じて広告手法を使い分けた営業をすることで、そのサービスや商品を企画した人の想いを世の中に届けていきたいと思っています。

僕が営業として担当したクライアントとは、ただ売り上げが上がってよかったね、ということだけで終わらせたくないと思っています。なぜなら、クライアントは商品が売れたその先には、その商品で世の中にムーブメントを起こしたい、と必死に考えたうえで商品を作っていると思っているからです。私はそういった想いを叶える広告営業をしていきたいと思っています。