クレディセゾンは1999年から、世界三大テノール歌手として名高いスペインのホセ・カレーラス氏(以下、カレーラス氏)の日本公演を協賛し、その美声を多くのファンにお届けする活動を続けています。

2016年公演もさる12月4日(日)、東京・サントリーホールにて「ホセ・カレーラス テノール・リサイタル2016~スピリット・オブ・クリスマス~」と銘打って開催されました。実にアンコール8曲という盛り上がりの中、約2時間の公演は大盛況のうちに幕を閉じました。

さらに、公演終了後には毎回恒例のイベントが待っています。抽選で選ばれた100人を超すセゾンカード・UCカード会員様だけが
ご参加いただける、カレーラス氏をお招きしてのミニパーティにて、コンサートの余韻が残る中でカレーラス氏との親睦を図る催しです。

今回は翌日に70歳の誕生日を迎えるカレーラス氏をお祝いするため、特別にホセ・カレーラス・ファンクラブ・ジャパン(以下、JCFC)の皆さんにもご参加いただき、カレーラス氏に内緒でバースデーソングをプレゼントするというサプライズを演出。
これにはカレーラス氏も感激の面持ちでした。

その際、JCFCを代表してカレーラス氏にプレゼントをお渡ししたのが19歳の今井春花さん。
実は今井さん、ちょうど10年前のコンサートにおいて、カレーラス氏のバックで共に歌声を響かせるために選抜された「少年少女合唱団」のメンバーでした。当時小学4年生だった今井さんは、この体験をきっかけにカレーラス氏に魅了され、以後欠かすことなくカレーラス氏の公演に足を運び、JCFCにも入会したという経歴の持ち主。
今回、10年越しの想いを実らせカレーラス氏と再会した今井さんに、パーティ前の楽屋でお話をうかがいました。

取材・文:相川耕平(CHIENOWA)

 

今井春花さん。本番前の緊張感を漂わせながらも、朗らかに質問に答えてくださいました。
—10年前、少年少女合唱隊に参加された経緯を教えてください。

今井:3歳からバレエを習っていたのですが、小学3年生の時にバレエの「カルメン」を観劇した際、抽象的舞台でストーリーが理解できませんでした。そこで母から「オペラなら物語が分かりやすい」と提案され、図書館のビデオを視聴しました。そのビデオにドン・ホセ役で出演していたのがカレーラス氏で、その存在感に魅了され大ファンになりました。
ちょうどその翌年、母親が持っていたセゾンカードの情報誌に「ホセ・カレーラス クリスマス・スペシャル・コンサート」の告知と、東京公演のみ募集される小学生限定企画が掲載されました。小学4年生だった私は「これは!」と思い、すぐに「ホセ・カレーラスと夢の共演 少年少女合唱隊大募集」のオーディションにエントリーしました。

—緊張や不安はありませんでしたか?

今井:少年少女合唱隊オーディションより前の小学3年生の時、前ボリショイバレエ芸術監督の「くるみ割り人形」公演オーディションで合格していたのであまり不安はありませんでした。実は全員合格(笑)、でも練習は厳しく、お客様からチケット代を頂く公演で理想の舞台を追求することの大事さなど、真摯な姿勢を学びました。
一方、憧れのカレーラス氏と共演したい一心で応募した少年少女合唱隊は、倍率7倍ほどだったと後日談で聞き、合格した31人に入れたのは本当に幸運だったと痛感しました。オーディションは、ピアノも習っていたので楽譜も読め、特に困る事はありませんでした。あと、スイミングスクールで肺活量が鍛えられていましたので、歌うことにも活かせると思っていました。

—合唱隊に参加されて、どうでしたか?

今井:10回以上の事前練習があったのですが、ご指導いただいた東京少年少女合唱隊の先生方から沢山誉めていただき、合唱隊員のお兄さんお姉さんに可愛いがっていただき、毎回とても楽しく参加させていただきました。
当日はリハーサルで初めてテレビ映像ではない実在のカレーラス氏とお会いして、コンサート終演まで夢のようでした。ただ、記念撮影の合間にカレーラス氏に近い2~3人の子だけが握手をして…、少し離れた場所にいた私はとてもとても残念でした(笑)。

—ファンクラブへの入会はいつですか?また、活動内容を教えてください。

今井:中学校入学直前に入会しました。その前年、カレーラス氏のコンサート会場で配布されたイベント情報パンフレットの中にJCFC会員募集を見つけ、すぐに入会しました。
活動内容は、オペラ上映会や、カレーラス氏が設立した白血病財団への募金など様々です。また、2年に1回、カレーラス氏を招いてのファンの集いがあり、JCFC事務局の方からも「今井さんいらっしゃい」と誘っていただいたのですが、平日昼間のイベントなので、学校があって参加できずにいました。今回、ついにカレーラス氏と再会できることになり、とても楽しみです! 合唱隊の時は、すぐそばに行ける機会が無かったので・・・。

 

コンサートの模様。ピアノのロレンツォ・バヴァーイ氏との息もぴったり。photo: Jun Wajda
—今井さんがここまでカレーラス氏の影響を受けたのは、ご両親の影響が強かったのではないですか?

今井:母親の影響は大きいです。オペラのビデオを見せてくれたのは母ですし、少年少女合唱隊募集に気がついて教えてくれたのも母。つまり、これまでのレールを引いてくれたのは母親ですから。また父親も「自己投資のためならお金を出す」と言ってくれて、私の活動を応援してくれています。毎年のカレーラス氏の公演チケットも、父親がプレゼントしてくれています。
本当に、両親のバックアップあってこそだと感謝しています。

—将来、今井さんが母親になった際、子どもにどう向き合っていきたいですか。

今井:いろんな素晴らしい経験をさせてあげたいと思います。ちょうど、合唱隊応募のきっかけになった当時の情報誌に「夢よ、かなえ。」というキャッチコピーが載っていますが、私は本当に夢が叶いました。
自分の子どもにも、素敵な体験を通して、夢を叶える応援をしてあげたいです。

—最後に、今井さんが想う未来とはどんなものでしょう。

今井:今日、念願だったカレーラス氏との再会が果たせます。これは、私なりに「誰にでもできる努力を、誰にもできないレベルで継続させ水準を高めてきたから」だと思っています。この経験を活かして、これからも努力し、何事にも頑張っていきたいと考えています。
今日、このような場をつくっていただいたクレディセゾンさん、本当にありがとうございました。
今井さんは19歳とは思えぬ凜とした態度で、質問にまっすぐに答えてくださいました。イベント終了後には、あらためて今井さんから「10年前、一流のプロと共に仕事をする楽しさを知った私は、カレーラス・スペシャル聖歌隊(オーディション組)がコンサート終演と共に解散した喪失感で泣きながら帰宅しました。そして今回、再び夢のような素晴らしいプレゼントを皆様からいただき笑顔で帰宅しました。10年前の夢の続きが次々と花開いている。だから笑顔でいられるのだと実感しました。皆様に感謝しています。」という感動と喜びのコメントをいただきました。

クレディセゾンでは、今回の今井さんのような夢や感動をお届けできるよう、これからもカレーラス氏の公演やサッカー日本代表サポーティングカンパニーによるサポートなどの文化・スポーツ支援活動をはじめ、各種寄付・赤城自然園(群馬県)の運営などを通じて、社会貢献の取り組みを継続して参ります。