1983年に誕生したセゾンカード。
経営者であり詩人・小説家でもある
セゾングループの堤 清二氏と、
日本のグラフィックデザインを牽引してきた
田中一光氏の対話から生まれたロゴデザインは、
いまもセゾンのブランドを支え続けています。
2人が生涯をかけて取り組んできたことは
事業を通じて、デザインを通して
暮らしの中に文化をつくっていくことでした。
その変わらぬ思いを
これからも受け継いでいくために、
セゾンのアイデンティティを受け継ぐ書体
SAISON Sansが生まれました。
G, which appropriately is
the first letter of “geometric”
M for “modern”
f, t, r for “future”
幾何学的な形が特徴のジオメトリック・サンセリフ。しかし円や直線の組み合わせでは美しい文字になりません。全ての文字のプロポーションを見直し、錯視を考慮した調整を加え、アウトラインをなめらかに。「M」などの尖ったオーバーシュートをわずかに面取りするなど、あらゆるディテールに気を配り、フォントとして調和が取れ、さまざまなシーンで活用できるように徹底したリファインを施しました。
セゾンカードは単なる決済手段ではなく、
ライフスタイルを発信する
コミュニケーションツールになることを
目指して生まれました。
新しい時代を迎えたいま、
私たちはグループの将来を見据え
時代を超えて、国境を越えて
世界中の暮らしに寄り添っていく未来を思い描いています。
SAISON Sans Advanceは
セゾンの文化をグローバルに発信して
コミュニケーションを広げていくために、
読むこと・伝えることを大切にデザインされた
SAISON Sansのもうひとつの可能性です。
SAISON Sans リニア
SAISON Sans Advance コントラストがある
幾何学的なSAISON Sansをベースに、
コントラストを取り入れたAdvance
均一なストロークで構成されたSAISON Sansにコントラストを加えたAdvance。線画の太さにほんのわずかな変化をつけることで、カリグラフィの流れを汲む自然な抑揚が生まれ、よりエレガントで洗練された印象をもたらします。歴史や品位を感じさせるだけでなく、文章を組んだときの読みやすさが向上し、セゾンブランドのメッセージを伝える書体に適しています。
A/DF. MORYARTI inc./AD. Kent Mori/D. Masatoshi Sakai/Eng. Yuki Matsubayashi/CD. Kei Sato(Fontworks, Inc.)/Dr. Masaru Yokota(Camp Inc.)/PM. Hikari Kaneda(Camp Inc.)/W. Naoko Noguchi(PRINTGEEK)/Tr. Eric Q. Liu/ A/DF. MORYARTI inc./AD. Kent Mori/D. Masatoshi Sakai/Eng. Yuki Matsubayashi/CD. Kei Sato(Fontworks, Inc.)/Dr. Masaru Yokota(Camp Inc.)/PM. Hikari Kaneda(Camp Inc.)/W. Naoko Noguchi(PRINTGEEK)/Tr. Eric Q. Liu/
グラフィック / フォントサンプル:ヨアヒム・ミュラー・ランセイ のプレゼンテーション資料より引用